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デザイナーと未払い問題と解決方法

2018.10.30

どうですかこのSEOを意識したタイトル。けれどこれ結構参考になる人もいるのでは?と思い急遽書くことにしました。

まず僕はこれを経験しています。その経緯や結果など。

多分独立したての頃、6年前くらいかな。
以前からお世話になっていた方に、新しいお客様を紹介頂きました。それまでは知り合いとの仕事が多かったので、新鮮な気持ちでした。
紹介頂いた方をAさんとします。Aさんは代理店や制作会社ではないのですが、色々とwebのお仕事を持ってる方でした。

その時の仕事の内容はwebデザイン。コーディングやシステムなどは別のフリーランスの方が担当するとのことでした。
Aさんから仕事はまとめていくつか受けたのですが、今思うとどれもしっかりとお金の話を出来ない印象がありました。僕が独立したてでフワフワしてたことも否めませんが、見積もり書を求められなかったり、お金の話になったら「そうですね、それくらいでよいですよ。」みたいな。
Aさん以外の仕事でも口頭で金額が決定することもあり、そこまで不安は感じてなかったのです。こちらも独立したてでお金の件で少し弱気だったり、仲の良い人とスピード感のある仕事をよくしていたという背景もあります。それらも含め僕の落ち度でもあります。どちらにせよ今ではそんな契約の仕方はしないと思います。

何度か修正などを経てデザインが完成し、Aさんからは「これでOKです!◯◯◯さんにデータを直接送ってください。これで納品とします。」のようなメールを頂き、指示に従いました。「請求についてはまたご連絡します!」と添えられました。

それから何ヶ月か経ちました。正直こちらも忘れていたのですが、急に思い出して、なんとなくそのクライアント名を検索すると、サイトはアップされていました。見た目はだいぶ変わっていました。・・・えーと、どうなったんだこれは?

即電話して聞きました。
こんな感じ↓
K「どうなってますか?」
A「ちょっと問題があって変更しました」
そういう仕事の仕方をしている人なんだなと感じたので、変更の連絡がないことはスルーしました。
K「そうですか。では請求はどうしたらよいですか?」
A「あれぐらいだと完成レベルではないので支払えません。
K「!!!」
あの時点での仕様での完成レベルに達していたと自負はありますし、そもそも完成納品の連絡ももらってます。
そこから、少し粘りましたが、聞く耳ももってもらえなかったので、
K「知り合いの弁護士さんに連絡しますね
と思わず言ってしまいました。焦らせて考え直させようと思ったんです。
A「どうぞ、その弁護士さんから連絡するよう言っておいてください。」
少し笑いながら言われました。くそったれ!僕の作戦がばれました。
ただし、僕には仲の良い弁護士さんが本当にいるのでした。

申し訳ないと思いながら、後日相談させてもらいました。本来は企業案件など大きな仕事ばかりしてる弁護士さんだったのですが、特別に対応してもらいました。
「これは◯◯◯◯◯したらすぐですよ」って即答。神かと思いました。(費用や対応内容は一応伏せます)
実際に処理してもらってすぐに、Aさんの社長から電話がありました。
「すみませんでした!うちのAが勝手に。困ったでしょう?すぐに振り込みますね。」
困ったでしょう?じゃねえよ。正当に仕事が終わらなかったことに腹たってるんだこっちは。未払いだけを素直に謝れ。会社ごと終わってるな。(結構大きな会社の子会社)

僕の場合は、たまたま弁護士さんで身近の知り合いがいたので良かったのですが、そうでない方も多いと思いますので、デザイナーなどフリーランスのみなさんも気をつけてくださいね。
気をつけることは以下!
・最初にしっかり見積もりを出す(最悪メールででも残す)
・自分のパートが終わったら一度お金の件は確認
・自分がとにかくしっかりする(弱気を隠そう)

当たり前のことが並びました。

ちなみに、あれからそんなことは起きてません!

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