2018.07.11
webデザイナーというのは少し珍しい仕事でして、何がかと言うと、最初から最後まで一人で完結しやすいのです。企画、ディレクション、デザイン、実装、システム周りと、ときにはロゴ作って、文章書いて、写真も撮って、と。大規模でない案件であれば一人で完結も可能です。何なら一人の方が都合が良いと思う時もあるくらいです。時間や費用の問題など。
フリーランスはそういった個人プレーの面もあります。独立のタイミングでパートナーを見つける発想もなく全部一人で完結するもんだと思っていました。
そんな協働という、会社にいたら当たり前のことでも、フリーランスだと時々忘れてしまいます。
今現在3案件ほど、他の方と仕事をしています。
web制作で時々あるのが、グラフィックデザイナーの方がデザインをして、自分らが実装やら最適化みたいな事をするケース。正直言うとグラフィックデザインとwebデザインって別物なので、グラフィックデザインが上手い人が全員webデザインが向いているとは限りません。時間の概念や可変の概念をしっかり頭に入れるのはなかなか時間がかかったり。新しい技術や何が出来るかまで知っておかないといけない。なのでフレームが作りが苦手な事が多いです。もちろん、両方上手にさばく人もいます。
なのでそういったケースだと最近は、グラフィックデザイナーの方には「世界観やトーンを作ってほしい」という風にお願いします。そのへんは皆さんエキスパートなのでとても上手です。あとはこちらがwebに最適化していきます。優れたグラフィックデザイナーほどこのへんを理解してて快諾してくれる気がします。今やってる案件の方たちもそういった方々なのでやりやすいです。
表現のプロとwebのプロが混ざるので、良いものができます。嬉しい。楽しい。大好き。
今はグラフィックデザイナー→web制作って流れが多いのですが、いつかこちらから「web用に世界観を作ってほしい」と、グラフィックデザイナーさんにお願いすることも出てくるかもしれないと思ってます。
あとは、こちらから依頼をするケース。
写真を撮ってほしい、文章を書いてほしい、取材をしてほしい、ロゴを作ってほしい、など。こういう時、専門的なところはほぼお任せします。上の例により、あまりこちらがワーワー言っても、最適なものは出来ない気がしますので。大まかな流れなどは共有はしますが。
今やってる案件の場合、先方の業種上、僕だけじゃまとまらないと感じて、ライターさんにお願いし入ってもらいました。
いつか書いた飛び込む感覚に近いのですが、どうせなら編集やライティングだけでなく、サイトの構成なんかも一緒に考えたりしてみたいなと思い。もうみんな優秀なので職種の垣根なんかすぐ超えてきます。
実際に自分では思いつかなかったアイデアなんかが出てきて、とても楽し、く少しだけ悔しがりながら進めています。
他にも一緒に仕事をすると専門分野以外で吸収できることもあります。
打ち合わせの仕方や、資料の作り方など。色んなアドバイスももらえるし。
勉強することはまだまだたくさんあります。