2018.07.06
先日法事に行ってきました。四十九日。
遡ること一ヶ月前、朝7時頃携帯電話がなり不幸の知らせを聞きました。突然過ぎてベッドの上で少し放心状態でした。
というのも亡くなったのは僕より年下の人で、電話の主はその母親だったのです。
翌日お通夜に伺い、お別れをしてきました。
そして先日の四十九日。
少しずつ笑えるようになってきたご両親。
お友達もたくさん来ていました。会った事がない人たちで、後で話を聞くと、よく一緒に遊んでいたグループのようでした。20人以上で来られていました。
法事が終わり、その後は残れる人たちだけで食事。
その友達グループは前もって食事は断っていたようでしたが、お坊さんが「是非参加してほしい、両親に話を聞かせてあげてくれ」とお願いします。おそらくその友達も申し訳ないという理由で食事を断っていたみたいで、ほとんどの人たちが参加することに。僕らも参加します。
そこでお坊さんよりマイクが回り、一人ずつ自己紹介と故人との思い出を話します。
泣く人、笑いをまじえながら話す人、様々でした。表現は正しいかはわかりませんが、幸せな空間でした。
みんなが故人と残されたご両親の事を大事にしていた。
エピソードが話されると、ご遺族側は「全くそんな性格だとは知らなかった」、といった感想が連発。どうやら親族の前では全てを表現していなかった様子。ご両親でさえも知らない面がたくさんあるようでした。僕も知らない面もたくさんありました。
法事が終わる頃、お母さんが「聞けてよかった」と涙を流しながら話していました。
お坊さんはこうなる事を分かっていたようです。
この時間がなかったら、ずっと知らないままの事もあったのでしょう。本当に良い時間でした。
この段取りは全法事に取り入れたら良いなと思いました。
故人が安らかに眠れますように。
ご両親が心安らかな人生を歩めますように。