2019.04.14
長く使ってきたiPhoneからGoogle Pixelに変えて一ヶ月が経ちましたので感想などを書きたいと思います。
僕はiPhone3G(2007年の日本初上陸のiPhone)から使っていたので10年以上iOSだったことになる。なので、その圧倒的な慣れというのはこのレビューにはどうしても関わってきそうですが、できるだけ慣れの部分は省いて公平にレビューしていきたいと思います。
初めてのAndroidですのでPixelレビューと同時にAndroidレビューにもなってくると思いますがご了承ください!実はどこまでがPixelの機能でどこまでがAndroid共通の機能か判断ついてない箇所もある。
なので、これを読む最も価値がある人は、iPhoneからPixelに変えようとしている人になります。
ちなみに初期iPhoneの、メール通知がなかったりコピペが出来なかったりと、ガラケーとの違いに驚きつつ、アップデートで進化していく様はとても興奮したものです。今ではほとんど興味ないが、当時は新iOS発表の日は毎晩夜更かししてたな。このへんもいつか書きたい。
話がそれましたが、それではスタート!
Androidには戻るボタンがある。逆に言うとiOSにはない。
いつでも戻れるのは、慣れてくると便利である。
ただしiOSには戻るジェスチャーというのがあります。
画面左端を右にフリックするあれ。ほとんどのアプリがあれに対応しています。
なので、そんなに不便ではない。なんなら便利。
Pixelだと例えばブラウザでも戻るときは、戻るボタンを押すしか無い。その戻るボタンも画面の一番下にあるので、押しづらい。指の移動が多い。インスタでもなんでも一緒。よってiOSの勝ち。iOSには進むも同じようなジェスチャーがありますしね。このように各項目ごとに対決していきます。
これも似ていますが、iOSだとほとんどのアプリで上部の帯を押すとページの先頭にスクロールして戻ります。Androidはアプリごとに出来たり出来なかったり。iOSの勝ち。右側がGoogleフォトなんかのつかめるスクロールバーになれば良いのに。
最初、何なんだろう?って思ってました。頻発し明らかに慣れの問題じゃない。フリック入力は同じUIだし、Pixel自体はキビキビ動いてる。
どうやら調べると、iOSは次に入力したい文字(例えばア行)を予測し、そのボタン(ア行など)のタッチ感知面積を変更しているとか。見た目は変わらない。驚きだ。賢すぎる。Androidにはそれがないからタイプミスが増えていたのだろう。厳密にはそれまでiOSが少しカバーしてくれたということになる。iOSの勝ち。
普段、画面の回転を禁止している人多いと思います。寝転んで見たらグルグルするので。けれど一時的に回転を許可したい場合、iOSの場合コントロールセンターから解禁ボタンを押しますね。それで閉じて端末を回転。戻す時はその逆の操作を。そこまで不便ではないのです。Pixelの場合、禁止中でも画面を90度回転させると解除を促すような表示が出てきてそれを押すと一時的に解除されます。便利。Pixelの勝ち。
これはPixel3の目玉機能です。とてもキレイです。
レンズが云々ではなく、撮影後にソフトでものすごい補正がかかっているらしい。
たくさんの写真を同時に撮ってそれを重ねていらないところだけ間引いたり。流行りのポートレートモードも搭載。これも背景をソフト側でぼかしてます。なのであとでボケ具合とかは自由に変更可能。
夜でもしっかりキレイに撮れるし、広角よりのレンズも使えます。(ズームしても先のソフト補正であまりガビガビならない)
他にもグーグルレンズといって、写ったものをリアルタイムにググって商品名や値段などが出ます。あとは、いろんなキャラクターとAR的に一緒に写れたり、それ用のストアもあります。
後半のものはおまけですが、前半のソフト補正はとても楽しいです。時々不自然な写真を生成しますが、スマホカメラの一つのゴールではないでしょうか。Pixelの勝ち。
ブラウザやOSで使われるフォントはiOSと違えどそこまで違和感はないのですが、なんか知らないけどアプリ単位で変なフォントだったり文字組になるんですよね。
ゲームのアプリ内の文字が品がない。インスタのストーリー内に入れる文字の行間が狭い。別にこれデザイナー目線の細かいチェックでなく、単に気になるレベルのものです。iOSの勝ち。
マナー切り替え物理ボタンはないです。なのでポケットの中とかノールックでマナーモードには出来ない。ちなみに方法は、ホームボタンと音量+ボタンを同時に押すというもので、慣れないと見ながらやってもむずい。それ以外の操作もありますが、操作ステップが増えます。ボタン排除は評価できるが、結果iOSの勝ち。
Googleが作ったスマホなんだからそのへんは優秀と思うでしょう。ただ別にそこまでの恩恵は今んとこ感じられません。
撮った写真が自動でフォトにアップデートされるくらい。(iOSでもアプリ立ち上げたらアップされるし)
カレンダーにドキュメント系ももちろん同期はされるんですが、これって別にiOSでもアプリ使ってる人は一緒のこと。
逆に言うと初めて買ったスマホがPixelだったら、Googleから逃げ出せなくなるかもしれない。
最初にGoogleアカウントを登録するのですが、それでGoogle系のアプリが使用出来るようになるのは少しだけ便利。あとは「ここらでGoogleのサービスで統一するか」という気になるのはもしかしたら良いのかもしれない。必然とカレンダーやメールもGoogleのを使うしかない。慣れよう。ちょっとだけPixelの勝ち。
文字入力の際のカーソルの移動の操作です。これはiPhone時代もずっと欲しかった機能だったのですが、iOSでは待てど実装されなかった。長押しで自由にカーソル位置動かせるみたいなのは実装されたけど、一文字ずつ調整できるボタンが欲しかった。音量ボタンがそれになるとか信じてた。
これがPixelにはあります!
()を入力 → 矢印で()の中にカーソル移動 → (の中に文字入力)みたいなのがとても便利。Pixelの勝ち。
一方文字の選択が難しいです。コピーしたりと選ぶ時。
長押しの時もあればダブルタップのときもある気がする。慣れかしら。
これだけでないが、アプリや画面によって同じ概念の操作方法が異なるという事が時々起きる。iOSの勝ち。
例えばnoteのアプリなんかで写真を貼ります。
写真を端末内から選ぶのですが、それが難しい、見づらい。iOSだと必ずサムネイル一覧が出てきて選ぶだけ。Pixelだとファイルフォルダみたいなの表示されて、そこから探さなきゃいけない。最初は文字列から選んだり、ダウンロードしたものと自分で撮ったものが別のフォルダにあったり。Googleフォトも絡み、クラウドにあるのか端末内になるのか分かりづらい事がすごくある。iOSの勝ち。この仕様すごく嫌い。
noteで更新するとき、タグつけれたり、URLなどがカードなったり優れてる。(すぐiOSも同じ仕様になると思いますが)
インスタのストーリーの文字を回転させたり小さくしたり、そういった細かな操作が出来ない。やっぱりMacとWindowsに似た差が見え隠れする。
アプリごとなので勝敗つかず。
VSCOのフィルターがフィルターごとに買い切り出来るのは良い!(iOSだとサブスクリプションだけ)
ちょっと見慣れないけど実際にある名前を変換しようとすると、もう何もでてこない。例えば、「金子食堂」みたいな。名字も出ない人とかいて、確か新本さんって出なかった。固有名詞に弱いのか。そこは得意の予測やろが!逆に一回でも無理やり変換するとしつこく出してくる。わかったわかった。
iOSのときはあまりそんなことなかった。
iOSの勝ち。
ばらつきあり。昼間とか外でなんも見えん時ある。一回消して付けたり。話にならない。iOSの勝ち。
これはAndroidの特徴かもしれないのですが、音量の1が結構大きい。家のAndroidタブレット(1万くらいの)でもよく思う。なんかそういう配慮が足りない。ロボっぽい。iOSの勝ち。
正直iPhoneには飽きてたので、気に入ってます。
スリープボタンの差し色も素敵です。
Pixelの勝ち。というか新鮮。
一度保存した予定の種類が変えられない。え!
例えば、<仕事>カテゴリで出張と入れたカレンダーを後日、<家族に共有>用のカテゴリに変更が出来ない。なんで!
Googleの思想かなとか考えたけどなんもメリットは思いつかなかった。
これはiOSでも一緒でGカレンダーのスマホアプリの仕様だとわかったのですが、それがメインカレンダーになってる以上、iOSの勝ち。iCalはスマホからでももちろん変更可能!
待受画面を結構いじれます。
大きな天気予報を入れれたり、カレンダーを表示したり、わざわざアプリに飛ばなくても使えます。便利です。見た目が不揃いになるのでiOSどっぷりの人は苦手かも。
けれど便利なのでPixelの勝ち。
(雨雲やカレンダーのような表示しとくだけで便利なものから、○○にLINEや家に戻るみたいなショートカットも作成可能)
iPhoneとあまり変わりません。10万円くらい。
docomoだと、キャリア負担も同じくらいの額なのですが、最初に一括で割り引いてくれます。iPhoneのように24ヶ月(厳密には2ヶ月目〜26ヶ月目)使わなくても恩恵を受けられます。ただ一年で機種変は罰金が発生するので、結局1年は縛られます。
とはいえ少しPixelの勝ち。
これは便利です。PixelはiPoneXのように全面がディスプレイになってるのでボタンがなくなりました。よって前面で指紋認証も出来ません。そこで指紋認証ボタンごと背面に移動したのです。これにより指だけでロックを解除することが出来、iPhoneのfaceIDのような若干の煩わしさがないです。またこの背面ボタンはスマホの操作にも使うことが出来ます。通知を出したりと謎の機能に限定されているので、これが上記の戻るボタンなどになれば良いのにな。
Pixelの勝ち。
例えば次スマホをAndroidの別の機種(Huaweiとか)にする場合、その機種にも各種設定が引き継げるのだろうか。アプリの並びとかアラームとか待受とか細かな設定など。
これはまだ調べてないから不明ですが心配です。せめてPixel→Pixelの場合はいけるよね。
比べてわかるよう、iOSの方が優れているように感じます。
感覚だと半分以下の値段なら使ってもいいかなってレベル。
今回は、AppleやiPhoneの素晴らしさを感じる体験となりました。
Appleは人間の行動や感情をよく理解してるなという印象。慣れもあるのかな。
今回慣れない端末にしたことで、少し仕事に影響が出ました。特に初期。電話に気づかないとか、メールが見づらいとか。
最近では、スマホも仕事に大きく関わってくるので簡単な気持ちで変えたらいけないなと思いました。みなさんも少し気をつけてくださいね。
ちなみにですがPixelはまだまだ売れてないみたいで、どこも必死で売ろうとしています。
他のAndroidより使い方が難しく、まあまあ高く、それならiPhoneでいいやという人が多いみたいです。
Pixelにしたことはワクワクする体験であり、カメラをはじめ面白いこともいっぱいです。ただし、次もPixel(Android)にするかといったら今のところはノーです。まだまだいろんな改善が必要と感じました。iPhoneってよくできてるし、みんなが使ってるものは色々聞けたり調べられて良いなと感じました。
また気づきがあったら追記します。
慣れで変わってくる感想もあるでしょうし。
スクショなどの画像なども追記予定です。
頑張れGoogle!
すごいぞApple!